にわじい介護施設を見学したいが、何を見ればいいのじゃ?



見学するときのポイントを7つ紹介するよ!
介護施設の見学に行こうと思っても、
❓何を見ればいいの?
❓どこをチェックすればいいの?
と迷ってしまいますよね。🤔
私も父の施設を探しはじめたころ、まったく同じ気持ちでした。
パンフレットやホームページではきれいに見えても、実際の雰囲気や人の温かさまでは伝わってきません。
この記事では、介護施設を見学するときに確認したい7つのポイントを紹介します。
😊初めてでも安心して見学できる
👍見るべきポイントや注意点が分かる
そんな内容をわかりやすく・やさしく解説していきます。
この記事は私が実際に10件の施設を見学して気づいた内容をもとに書いています。
わたし自身の主観で書いていますので、当てはまらない人もいるかもしれません。
その場合には参考程度に心の片隅にとどめていただければ幸いです。
そもそも見学は必要なのか?


結論から言うと──
介護施設の見学は絶対に必要です。
さらに言えば、1件だけでなく2〜3件は見学するのがおすすめです。
パンフレットやホームページを見ると、
- きれいな建物
- 笑顔の入居者
- 美味しそうな食事
- 充実したサポート体制
といった魅力的な写真や言葉が並んでいます。
施設を良く見せようとするのは、事業者として当然のことです。
ただし、パンフレットやホームページだけでは、実際の現場の空気感は伝わってきません。
現場を訪ねて初めて分かることが、たくさんあります。
- 「こんな不便な場所にあったのか」
- 「想像していたより狭い」
- 「スタッフの元気がないけど大丈夫?」
- 「廊下や食堂に物が多くて少し不安」
- 「においが思ったより強い」
このように、実際に行ってみると印象がまったく違うことがあるのです。
ここまで読んで、「あれ?」と気づいた方もいるかもしれません。
実は、介護施設選びは住宅選びに似ています。
マンションや戸建てを購入・賃貸するとき、内覧をして周辺の環境や生活のしやすさを確かめますよね。
それと同じように、介護施設も現地を見て確かめることがとても大切です。
もう一度、強くお伝えします
そして、できれば2〜3件の施設を見比べてみてください。
複数見学すると、自然と比較のポイントが見えてきます。
入居するご本人にも見学に同行してもらうと、安心して納得のうえで入所を決められます。
体験入所やショートステイを実施している施設もあるので、積極的に利用することで入所への不安を和らげる効果もあります。
では、実際に見学に行ったときは、どこを見ればいいのでしょうか?
次章では、私が10件見学して分かった7つのポイントを紹介します。
介護施設を見学するときの7つのポイント


ここからは、介護施設を見学するときにチェックしておきたいポイントを紹介します。
実際に見学して感じたことをまとめていますので、ぜひ施設選びの参考にしてください。
この記事では「雰囲気」「対応」「安全性」など、現場でしか分からない部分に重点を置いています。
細かい数値や制度上の基準については触れていません。
数値や基準については介護関連の情報サイトで詳しく解説されていますので、必要に応じて情報サイトをご覧ください。
🔹 見学の予約は必ずしておこう
見学に行く前には、必ず予約をしておきましょう。
予約の方法は次の2通りです。
- 施設に直接電話をして予約する
- 介護施設の情報サイト(例:みんなの介護、LIFULL介護など)から申し込む
どちらの方法でも問題ありません。
事前に予約しておくことで、施設側も人員を確保し、丁寧に案内できるよう準備してくれます。
余裕をもって見学にのぞむためにも、希望日の1週間前までの予約がおすすめです。
それでは、“7つのチェックポイント”を紹介します。
① 建物内の明るさと清潔感


施設に入ったときの第一印象でチェックしたいのは、明るさ・清潔さ・におい の3つです。
この3つは、見学の“最初の数分”でその施設の雰囲気を決める大切な要素です。
🔷明るさ
明るさは、気分の高揚や安心感に直結します。
照明が暗いと、気持ちまで沈みやすくなり、転倒の危険も高まります。
視力が低下している高齢者にとって、足元が見えづらい環境は不安につながります。
一方で、照明が強すぎるとまぶしさを感じ、逆に見えにくくなることもあります。
💡明るさは“安心感を映す鏡”
自然光が入り、明るく開放的な空間は、それだけで気持ちを前向きにしてくれます。
🔷清潔さ
清潔に保たれている施設は、それだけで安心感があります。
ゴミが落ちていないのはもちろん、物が整理整頓されているか、掲示物が破れていないかなども見てみましょう。
物が乱雑に置かれていると、転倒や接触の危険があり、車いすでの移動を妨げる原因にもなります。
特に注意したいのは、浴室や脱衣所などのバックヤードの清潔さ。
エントランスや食堂がきれいでも、裏のスペースに乱れが見える場合もあります。
💡すべての清掃を完璧に整えるのは難しいですが、清潔さの“程度”を見ておくことが大切です。
🔷におい
食堂やトイレからのにおいは、ある程度は仕方のないことです。
しかし、それ以外の場所で強いにおいを感じる場合は要注意です。
- 清掃が行き届いていない
- 汚物処理の対応が遅れている
- 換気が十分でない
こうした原因が考えられます。
また、個室内のトイレがカーテン仕切りか扉付きかによっても、においの感じ方が大きく違います。
💡見学の際は、においを敏感に感じ取るのも大切なチェックポイントです。
明るさ・清潔さ・においは施設の「顔」です。
では次に、その施設の印象を決めるもうひとつの要素――スタッフの対応を見ていきましょう。
② スタッフのあいさつや声のトーン


スタッフが明るくあいさつしてくれる施設は、それだけで安心感があります。
介護施設というと、少し暗いイメージを持たれることもありますが、明るく、やさしく声をかけてくれるスタッフがいるだけで、雰囲気は大きく変わります。
職員同士が声をかけ合いながら、いきいきと仕事をしている姿を見ると、「この施設は活気があるな」と感じられます。
🔷チェックしたいポイント
見学のときは、次のような点を意識して見てみましょう。
- 受付での対応は丁寧で、説明が分かりやすいか
- 廊下ですれ違う入居者や家族にも笑顔であいさつしているか
- 入居者への声かけにやさしさを感じられるか
- スタッフ同士の会話がなれ合いになっていないか
- 質問に対して明確に答えてくれるか
🔷“人の印象”が施設の印象を決める
どんなに建物が立派でも、施設全体の雰囲気を決めるのは「人」です。
逆にいえば、建物が少し古くても、スタッフの対応が丁寧であれば、利用者や家族の満足度はぐっと高まります。
スタッフの接し方や声のトーンは、パンフレットやホームページでは分かりません。
だからこそ、見学時に直接感じ取るべき“最重要ポイント”です。
💡あいさつや笑顔の多い施設は、それだけで入居者や家族が安心して過ごせる空気をつくっています。
そして、もうひとつ大切なのが、実際に生活している入居者の表情です。
次の章で、そのチェックポイントを見ていきましょう。
③ 入居者の表情や過ごし方


見学のときは、入居者の表情や過ごし方も見てみましょう。
入居者の表情や過ごし方には「その施設での生活の質(QOL)」が自然に表れています。
🔷表情から見える“生活の満足度”
入居者がどんな表情をしているか、ぜひ注意して見てください。
- 穏やかな表情で過ごしているか
- 職員との会話に笑顔があるか
- 不安そうにしている人が多くないか
笑顔が多い施設は、それだけ安心して生活できる環境である可能性が高いです。
反対に、入居者がうつむきがちで無言の時間を長く過ごしているならば、コミュニケーションが少ない、または職員が十分に関わりきれていない可能性もあります。
🔷過ごし方からわかる「日常の質」
入居者がどんな時間を過ごしているかにも注目しましょう。
- 食堂や共有スペースで会話や笑い声が聞こえるか
- 趣味やレクリエーションの時間があるか
- 一人で過ごしている人への配慮が感じられるか
静かな時間が多いことが悪いわけではありません。
ただ、“落ち着いた雰囲気”と“寂しそうな雰囲気”は違うということを意識して見てみましょう。
💡私が見学した施設の中には、入居者同士で将棋を指していたり、
職員と一緒に折り紙を楽しんでいたりするところもありました。
掲示してあるカレンダーには、楽しそうなイベントが数多く書き込まれていて、「ここでの暮らしを楽しんでいるんだな」と感じる温かさがありました。
🔷声のトーンや距離感もチェック
職員と入居者の会話の「トーン」や「距離感」も大切なチェックポイントです。
声を荒げたり、必要以上に事務的だったりする施設は避けた方がよいでしょう。
逆に、自然な声のかけ方・ゆったりしたテンポ・対等な関係性が感じられる施設は、日常の中で信頼関係が築けている証拠です。
💡見学時に対応していただいたスタッフさんにとても仕事熱心な方がいらっしゃいました。
非常に優秀な印象でしたが、事務的で冷たい感じを受けてしまい、「入居者にも冷たく対応するのかな?」と感じてしまいました。
🔷見学者としてできる観察のコツ
見学中、無理に話しかける必要はありません。
少し離れた場所から、全体の様子を静かに見てみましょう。
📍見学していると、入居者から話しかけられることもあります。
普段は見かけない人がいるので珍しいのかもしれませんね。
なかにな、「ここは良いところよ~」と教えてくれる人もいます。
生きた情報が得られことが見学することの最大のメリットですね。
🔷表情が伝える“その施設の本当の姿”
入居者の表情や過ごし方は、パンフレットやホームページでは絶対に伝わらない「生きた情報」です。
笑顔・会話・活発さ。
それらは、その施設がどれだけ入居者に寄り添っているかを教えてくれます。
施設を見学したときは、ぜひ「建物」よりも「人の表情」に目を向けてみてください。
そこで感じたことに、あなたの家族がその施設に合うかどうかのヒントがあります。
そして、もうひとつ見逃せないのが「食事」です。
どんな雰囲気の中で食事をしているのかも、施設の“空気”を知る大切な手がかりになります。
④ 食事の場所と雰囲気


食事の時間は、入居者にとって1日の中でもっとも楽しみな時間です。
だからこそ、食事の場所や雰囲気には、その施設の“日常の豊かさ”が表れます。
🔹食堂の明るさと配置をチェック
まずは、食堂の雰囲気を見てみましょう。
- 明るく開放的な空間になっているか
- 窓があり、自然光が入るか
- 車いすでも通りやすい配置になっているか
明るく広々とした食堂は、入居者がリラックスして食事を楽しめる空間です。
逆に、照明が暗く、テーブルが密集していると、息苦しさを感じることがあります。
💡見学時には「自分の家族がここで食事をしていたらどう感じるか?」をイメージしてみましょう。
🔹 食事中の雰囲気から職員の関わり方を知る
見学のタイミングが合えば、食事の時間帯を見せてもらうのが理想です。
その際に注目したいのは、入居者と職員のやり取りです。
- 職員がやさしく声をかけながら配膳しているか
- 食事中にバタバタした様子はないか
- 食べこぼしへの対応や片づけが丁寧か
食事は身体の健康だけでなく、心の安らぎにもつながる時間です。
職員の声のトーンや配慮の仕方から、施設の“やさしさ”が見えてきます。
🔹 食事の内容にも注目
施設によって、食事のスタイルはさまざまです。
- 手作り調理(自社厨房)なのか、外部委託なのか
- 行事食(誕生日・季節行事など)の実施はあるか
- 噛む力や飲み込みの状態に合わせた個別対応があるか
私が見学した施設の中には、
・朝食が和食と洋食から選べる
・通常メニューの一品を特別メニューに変更できる
・出前もOK
といった、柔軟な対応をしているところもありました。
「食事を楽しんで欲しい」という施設側の思いやりを強く感じました。
🔹 食事は“生活の縮図”
食事の時間には、その施設の雰囲気・スタッフの人柄・入居者同士の関係など、あらゆる要素が自然に表れます。
だからこそ、見学のときは食事の場面を見逃さないことが大切です。
見学の予約をするときに「食事の様子を見たい」と伝えておくと、施設側が食事時間に合わせて見学時間を調整してくれる場合もあります。
ただし、人員の配置や衛生管理の都合で、食事時間の見学を断られることもある点はご承知ください。
食事は栄養をとるだけの時間ではなく、人とのつながりを感じる時間でもあります。
「温かい雰囲気の中で、安心して食べられるか」
この視点で見学すると、施設の本当の魅力が見えてきます。
食事の様子をチェックしたあとは、安全面やバリアフリーの工夫にも注目してみましょう。
次の章では、介護施設を見学するときに見逃しがちな「安全・設備面のポイント」を紹介します。
⑤ 安全面・設備面のチェック


介護施設を見学するときは、安全面や設備の工夫にも注目しましょう。
どんなに雰囲気が良くても、日々の生活に「危険」や「不便」があっては安心できません。
特に高齢者にとって、安全な環境は何よりも大切です。
🔹 廊下や段差のチェック
見学の際は、まず廊下や床の段差を確認してみましょう。
- 廊下の幅は車いす2台がすれ違える広さがあるか
- 床の素材がすべりにくくなっているか
- 角や柱にクッション材(コーナーガード)が付いているか
- スロープや手すりの位置が適切か
💡床材には塩ビ系のシート材が一般的に使われます。
掃除が容易で、汚れも落としやすく、コストを抑えることができるのが主な理由です。
そんな中、床材にカーペットを使っている施設を見学したことがあります。
最初は違いに気が付かず「なんだか静かな施設だな」と思って見廻したところ床材がカーペットでした。
カーペットは防音効果が高いため音の反響が少なく、塩ビ系シートよりも高級に見えます。(若干ですが)
他の施設より落ち着いた印象を受けました。
🔹 居室内の安全設備
居室(個室・多床室)にも、安全を守るための設備が整っているかを確認しましょう。
- トイレやベッドまわりに手すりがあるか
- 緊急呼び出しボタン(ナースコール)は使いやすい位置にあるか
- コンセントの位置や電気コードが邪魔になっていないか
- ベッドに睡眠センサーを導入し、健康状態を把握しているか
こうした設備は、日常のちょっとした事故を防ぐうえでとても重要です。
居室内の状態を把握するために監視カメラを設置している場合があります。
ただし、最近ではプライバシーへの配慮から監視カメラを撤去し、代わりに睡眠センサーを導入する施設も増えてます。
睡眠センサーでは睡眠時の呼吸・心拍・起き上がりの状態を常にチェック。
健康状態の把握や異常時(ベッドに寝ていない=床に転倒?)を関知し、入居者の状況を把握するシステムです。
🔹 浴室・トイレの安全性
転倒事故が特に多いのは、浴室とトイレです。
見学時には、これらの場所も忘れずに確認しましょう。
- 浴室の床がすべりにくい素材になっているか
- 手すりや椅子の高さが適切か
- 介助が必要な人に対応できる広さがあるか
- トイレの出入口に段差はないか
浴室はスタッフが見守る中で入浴する場合が多いので安心感が高いです。
ただし、水で滑りやすいことに変わりは無いので、床材をチェックしておくと安心です。
一人で入浴が不自由な人向けに、機械浴で対応しているかどうかも確認しておきましょう。
🔹 非常時の対応体制
安全面で見落としがちなのが、非常時の対応です。
- 火災報知器やスプリンクラーは設置されているか
- 避難経路がわかりやすく掲示されているか
- 災害時の避難訓練を定期的に実施しているか
消防設備は建築基準法や消防法により正しく設置されています。
重要なのは、高齢者に対する災害時の対応です。
寝たきりの人もいるので、「災害時の対応はどのようになりますか?」と質問してみましょう。
施設側の説明の丁寧さや具体性で、運営方針の真剣さが伝わってきます。
安全面や設備の工夫は、入居者が安心して暮らせるための基盤です。
建物の新しさだけではなく、細かい配慮やメンテナンスの行き届き方を見ることが大切です。
「ここなら安心して生活できそう」と感じるかどうか。
それが、安全面チェックの最終的な判断基準です。
施設の安全性を確認したあとは、立地や周辺環境にも目を向けてみましょう。
通いやすさや周囲の静けさも、長く安心して過ごすための大切なポイントです。
⑥ 立地・周辺環境の確認


介護施設を見学するときは、建物の中だけでなく立地や周辺環境にも目を向けてみましょう。
「通いやすさ」や「周囲の静けさ」は、施設を選ぶうえで大きなポイントになります。
🔹 通いやすさをチェック
まずは、自宅からのアクセスを確認しましょう。
- 自宅や家族の職場から近いか
- 車・電車・バスなど、交通手段の選択肢があるか
- 駐車場の台数や出入りのしやすさ
家族が通いやすい距離にある施設を選ぶことで、面会やサポートを無理なく続けられるようになります。
💡私の場合、父の施設まで車で15分ほど。
この距離感がちょうどよく、急な連絡にも対応しやすいと感じました。
🔹 周辺の静けさと治安
施設の周りが落ち着いた環境かどうかも大切です。
- 交通量が多く、騒音がないか
- 夜間の明るさや人通りは十分か
- 近くに病院やコンビニなど、必要な施設があるか
たとえば、道路沿いの施設は車の音が気になることがあります。
一方で、あまりにも人通りが少ない場所は夜間が心配です。
「静かだけど安心できる環境」が理想的です。
🔹 災害時の安全性
意外と見落としがちなのが、災害時のリスクです。
- 川や崖の近くなど、浸水や土砂災害の危険がないか
- 周囲の避難経路が確保されているか
- 緊急車両が入りやすい道路幅があるか
最近では、自治体の「ハザードマップ」で簡単に確認できます。
施設の住所を入力して、災害リスクを調べておくと安心です。
🔹 周辺施設との関係
地域とのつながりもチェックしておきたいポイントです。
- 地域のイベントやボランティア活動に参加しているか
- 近隣の小学校や商店街との交流があるか
こうした関係性がある施設は、地域に溶け込んだ温かい雰囲気を持っています。
🔹 通いやすく、安心できる場所を
立地や周辺環境は、家族がどれだけ安心して通えるかに直結します。
どんなに施設が立派でも、遠すぎて通えない場所では続けるのが難しくなります。
「通いやすさ」「静かな環境」「安全性」
この3つのバランスが取れた場所こそ、長く安心して付き合える施設です。
⑦ 職員の対応と説明の分かりやすさ


介護施設を見学するとき、職員の対応や説明の丁寧さはとても大切なチェックポイントです。
どんなに建物や設備が整っていても、職員の対応が雑だったり、質問にきちんと答えてもらえなかったりすると、不安が残ります。
🔹 見学時の対応で分かる“施設の姿勢”
見学の予約電話をしたとき、あるいは受付での最初の対応から、すでにその施設の「姿勢」が表れます。
- 電話やメールの返答が早く、丁寧か
- 受付でのあいさつや言葉づかいに温かみがあるか
- 案内中、質問に対して誠実に答えてくれるか
💡第一印象が良い施設は、職員同士の連携が取れていることが多いです。
見学者への対応が整っている=入居者への対応もしっかりしている証拠です。
🔹 説明の分かりやすさをチェック
見学では、職員の方から施設の概要・サービス内容・料金などの説明を受けることになります。
このときの「説明の分かりやすさ」も、判断のポイントです。
- 専門用語を使わず、分かりやすく説明してくれるか
- 費用や追加料金について、あいまいな表現がないか
- デメリットや注意点も正直に話してくれるか
説明が丁寧でわかりやすい職員がいる施設は、家族や入居者との信頼関係を大切にしている可能性が高いです。
私が見学した施設の中には、
「ここは別料金になります」
「紙パンツは施設で購入するより、通販や量販店の方がお買い得です」と、
隠さずに話してくれた職員さんがいました。
その正直な対応に、逆に安心感を覚えたのを今でも覚えています。
🔹 話し方や雰囲気もポイント
説明の内容だけでなく、話し方や雰囲気もよく見ておきましょう。
- 話すスピードや声のトーンは落ち着いているか
- 無理に勧めようとせず、こちらの話をきちんと聞いてくれるか
- 一方的な説明ではなく、質問しやすい雰囲気があるか
職員がやさしく穏やかに話してくれる施設は、日常の中でも入居者に対して丁寧なコミュニケーションを取っていることが多いです。
🔹 誠実な説明が“信頼”をつくる
介護施設選びは「建物」よりも「人」で決まります。
その中でも、見学時の職員の対応や説明の丁寧さは、施設の信頼度を測る大きな要素です。
誠実に、分かりやすく説明してくれる職員がいるかどうか。
それが「安心して任せられる施設」を見極める一番のポイントです。
ここまで、介護施設を見学するときにチェックしたい7つのポイントを紹介しました。
施設選びは「一度で決めよう」とせず、いくつか見比べながら、自分たちの感覚を大切にして選ぶことが大切です。
次の章では、見学を終えたあとの比較・検討のコツをお伝えします。
まとめ:見学を重ねて“自分たちに合う施設”を見つけよう
介護施設の見学では、パンフレットやホームページでは分からない“現場の空気”を感じ取ることができます。
今回紹介した7つのポイントを意識して見学すれば、きっと「ここなら安心できる」と思える施設に出会えるはずです。
🔹 もう一度おさらい「7つのチェックポイント」
1️⃣ 建物内の明るさと清潔感
2️⃣ スタッフのあいさつや声のトーン
3️⃣ 入居者の表情や過ごし方
4️⃣ 食事の場所と雰囲気
5️⃣ 安全面・設備面のチェック
6️⃣ 立地・周辺環境の確認
7️⃣ 職員の対応と説明の分かりやすさ
🔹 一度で決めようとしない
介護施設選びは、焦らずじっくり比較することが大切です。
1〜2件だけで決めてしまわず、少なくとも3件ほど見学してみると、違いがよく見えてきます。
見学を重ねるうちに、「ここは合いそう」「ここはちょっと違うかも」といった感覚が自然に生まれます。
その感覚こそが、あなたやご家族にとっての“ベストな選択”を導くヒントになります。
🔹 最後に:見学は未来の安心につながる
見学に行くことは、迷いや不安をひとつずつ減らす行動です。
現場を見て、話を聞いて、自分の目で確かめる――
それが、家族にとっていちばん納得できる選択につながります。
見学を終えて感じたことは、なるべく早いうちにメモしておきましょう。
時間が経つと印象があいまいになってしまうため、「良かった点・気になった点」を書き残しておくと比較がしやすくなります。
💬 次のステップへ
もし気になる施設が見つかったら、体験入居(ショートステイ)や相談会への参加を検討してみましょう。
実際に過ごしてみることで、さらに具体的な判断ができるようになります。
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