有料老人ホームの選び方|わが家が「決めた施設」と「外した施設」の違いとは?

有料老人ホームの選び方|わが家が「決めた施設」と「外した施設」の違いとは?
にわじい

老人ホームの選び方は難しいのう・・・

ひよこ

我が家が決めた理由と外した理由を紹介します!

有料老人ホームの選び方って、むずかしいですよね。
パンフレットやホームページには情報がたくさんあっても、「結局どこを見て決めればいいの?」と迷ってしまう方は多いと思います。

このページでは、わが家が実際にいくつもの有料老人ホームを見学し、
「最終的に決めた施設」と「外した施設」 を比べながら、どんな違いがあったのかを正直にまとめました。

費用や立地だけでなく、職員さんの雰囲気、建物のつくり、運営会社への安心感など、
あとから「しまった…」と後悔しないためにチェックしておきたいポイントもご紹介します。

この記事の内容は、あくまでわが家の体験にもとづくものですが、
同じように有料老人ホーム選びで悩む方の参考になればうれしいです。

このページで分かること

✅「自宅か施設か」で迷ったときの判断軸
(親の安全+家族が疲弊しないことを両立させる考え方)

✅わが家が“決めた施設”を選んだ7つのチェックポイント
(運営会社/費用の持ち/立地/職員の雰囲気/建物動線/日中の過ごし方/居室の暮らしやすさ)

✅見学したけれど“外した施設”に共通していた違和感サイン
(職員の空気感・安全面・通い負担・料金の違和感・口コミなど)

✅入所をスムーズにするために準備しておいて良かったこと
(事前に話題にしておく/お金をざっくり整理…など)

✅最後に使える“チェックリスト”
(検討〜見学当日〜費用確認〜最終判断まで)

目次

有料老人ホームを考え始めたきっかけ|父の状態と自宅環境

有料老人ホームを考え始めたきっかけ|父の状態と自宅環境

有料老人ホームを意識し始めたきっかけは、父の圧迫骨折でした。
転倒して背骨を圧迫骨折。
普通に歩いて生活することがむずかしくなり、車椅子中心の生活になったのです。

入院先の医師からは、
😯起き上がりや立ち上がりに介助が必要になること
😥自宅に戻っても、以前と同じようには動けないこと

といった説明がありました。
この時点で「自宅で一人暮らしを続けるのはかなり厳しい」という現実が見えてきました。

もう一つ大きかったのが、自宅の環境です。
父の住まいはエレベーターのない2階で、階段の上り下りが必須。
段差も多く、手すりも十分とは言えません。

車椅子で生活することを考えると、
玄関から部屋までの移動
トイレやお風呂までの動線
夜中にトイレへ行くときの転倒リスク
どれを取っても、安心して暮らせるイメージが持てませんでした。

さらに、日中付き添える家族が常にいるわけではありません。
誰かがそばにいない時間帯に転倒してしまったら──。
そう考えると、「自宅で過ごそう」という気持ちよりも、「安全に生活できる場所を探そう」という気持ちがだんだん強くなっていきました。

わが家の場合、

① 父の身体の状態
② 自宅の構造・バリアフリーの状況
③ 家族がどこまで支えられるか

この3つを冷静に見直したときに、初めて「有料老人ホームを含めた施設入所」を現実的な選択肢として考え始めました。

これを読んでいる方も、まずは同じように
🚩親の今の状態
🚩家の環境
🚩家族のサポート体制
の3つを紙に書き出してみると、自宅か施設かの方向性が少し見えやすくなると思います。

どの種類の介護施設にするか迷ったときに考えたこと

どの種類の介護施設にするか迷ったときに考えたこと

父の状態から「自宅での生活は難しそうだ」と感じたあと、次に悩んだのが
「どの種類の介護施設を選べばいいのか」 という点でした。

特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、
そして有料老人ホーム…。
名前は聞いたことがあっても、「何がどう違うのか?」は、正直よく分かりませんでした。

まず、次のようなポイントを整理しました。

  • 入所可能な時期はいつか(待機期間はあるか)
  • 「一時的な場所」(仮入所)なのか、「この先も暮らしていく場所」(本入所)なのか
  • 介護や見守りはどのくらい必要か
  • 1回の引越で済むかどうか

この視点で見ていくと、

😔特養は費用面では魅力的。
ただし、すぐに入れるとは限らないため、「今まさに退院が迫っている」という状況には合わない。

😔老健は「自宅復帰を目指す中間施設」という位置づけ。
そのため、「またすぐ次の行き先を探すことになる」と考えると、父にも家族にも負担が大きい。

😔サ高住は比較的自由度の高い住まいです。
しかし、父のように介助量が多いケースでは「見守りや介護の手厚さ」が少し不安。

いろいろと話を聞き、病院のソーシャルワーカーにも相談した結果、
わが家の場合は 「長く暮らすことを前提にした有料老人ホームが一番現実的」 という結論にたどり着きました。

制度の違いを理解しようとすると、それだけで疲れてしまいますね。
まずは、

「今の状態で、どこまで介護や見守りが必要か」
「今後何度も住み替えをしたくないかどうか」
「どのくらいの期間を見据えて考えたいか」

このあたりをざっくり整理してから、ソーシャルワーカーに相談すると、自分の家に合う施設の種類が少し見えやすくなると思います。

もし希望施設が「満床」で入れない場合は、同系列へ仮入所→空きが出たら本入所という進め方もあります。
希望施設が満床だったときの選択肢(同系列で仮入所→本入所した体験談)

在宅介護ではなく施設入所を選んだ理由|父の気持ちと家族の事情

在宅介護ではなく施設入所を選んだ理由|父の気持ちと家族の事情

在宅介護にするか、施設に入所するか。
これは、どのご家庭でも悩むポイントだと思います。
わが家も例外ではありませんでした。

父はもともと自立心が強く「できるだけ自分のことは自分でやりたい」というタイプでした。
足元が少しおぼつかなくなってきた頃から、「この先どうするか」という話はしてきました。
でも、そのときはまだ本気の話とは思っていなかったように思います。

ただ、転倒と圧迫骨折をきっかけに、「ひとり暮らしのままでは危ない」という現実に直面しました。

そこで私は、正直な気持ちとして
😥在宅での介護は、体力的にも時間的にもむずかしいこと
😔自分の自宅で一緒に暮らして介護することも、現実的にはできないこと
正直に父に伝えました。

父がどこまで本音で納得してくれていたかは、今でも正直わかりません。
「分かったよ」と言いつつ、本心では自宅に帰りたかったかもしれません。
その部分には、今も少しだけ申し訳なさが残っています。

一方で、家族側にも「できること」と「どうしてもできないこと」があります。
仕事や自分の生活、体力や持病、住んでいる場所…。
在宅で頑張る選択をしたとしても、

  • 目を離したすきの転倒リスク
  • 夜間のトイレ介助
  • 24時間見守れない不安

を思うと、知らないうちにこちらが追い詰められてしまう可能性もありました。

最終的に、私たちは

父ができるだけ安全に、安定した環境で暮らせること
家族も無理をしすぎず、長く関わり続けられること

の両方を大切にしたいと考え、在宅介護ではなく有料老人ホームへの入所を選びました。
「自宅か施設か」の二択ではなく、「どこなら親と家族、両方が疲弊しないで済むか」 を基準にしました。

これを読んでいる方も、まずは一度、

  • 親御さんが望んでいること
  • 家族としてできること/できないこと
  • 安全面でどうしても譲れないライン

を書き出してみると、在宅か施設か、あるいはその中間か…といった方向性が少し見えやすくなると思います。

まずは「相談先」を整理すると、施設選びの迷いが減ります。
親の介護、まずどこに相談すればいい?

わが家が「決めた施設」を選んだ7つのチェックポイント

わが家が「決めた施設」を選んだ7つのチェックポイント

わが家が有料老人ホームを選んだときは、具体的なポイントで比べるようにしました。

ここでは、その中でも特に重視した7つのチェックポイントをご紹介します。
ご自身が見学するときの「目安」としてご覧ください。


① 運営会社の信頼性|「潰れにくさ」も大事な条件

まず気にしたのは、「どこが運営している施設なのか」です。
わが家が決めたのは、全国に事業所を展開している大手の運営会社でした。

🚩長く運営を続けている
🚩他にも複数の施設を持っている

こうした実績があるほど、「事業撤退するリスク」は下がります。

✅ 見学のときは
「運営している会社はどこか」「他にどんな施設があるか」
をパンフレットやホームページで確認しておくと安心材料になります。


② 費用と「何年暮らせるか」の試算が合うか

次に考えたのが、お金がどれくらい持つのかという現実的な部分です。
わが家では、父の年金額と貯金をざっくり計算し、

⭕月々いくらまでなら無理なく払えるか
⭕その金額で 何年くらい暮らせそうか

をシミュレーションしました。

そのうえで、「15年くらいは暮らせそう」と判断できた施設を選びました。

費用と場所を先に決めると、候補が一気に絞れます。
介護施設の選び方で失敗しない!「費用」と「場所」がいちばん大切な理由

✅ 検討中の方は
「月額いくら」だけでなく、
「この金額で何年分の生活費になるか」を一度計算してみるのがおすすめです。


③ 面会に行きやすい立地かどうか

どんなに良い施設でも、面会に行きにくい場所だと、だんだん足が遠のいてしまいます。
わが家が選んだ施設は、自宅から車で約15分。

🚗仕事帰りに寄りやすい
😋休日も負担なく行ける

この距離感は、結果的にとてもよかったと感じています。

見学で見るべきポイントを先に知っておくと、当日の不安が減ります。
介護施設の見学はどこを見る?初めてでも安心できる7つのポイント

✅ 見学するときは
実際に自宅から行ってみて、「平日の夕方や雨の日でも通える距離か?」を体感してみるとイメージがわきやすくなります。


④ 職員さんの表情・声かけ・雰囲気

施設の雰囲気を一番よく表しているのは、職員さんの様子だと思います。
わが家が決めた施設では、

😊かしこまりすぎず、柔らかい対応
👩‍⚕️質問にも丁寧に答えてくれる
👌入居者さんへの声かけも穏やか

といった点に安心感がありました。

✅ 見学のときは
説明してくれる人だけでなく、
廊下を行き来する職員さんの表情や、入居者さんへの声のかけ方も、そっと観察してみてください。


⑤ 建物のつくりと動線|安全に動ける設計か

有料老人ホームは「住まい」でもあり、「介護の場」でもあります。
わが家では、建物のつくりや動線もチェックしました。

😲受付が入口の方を向いていて、来訪者に気付きやすい
🏨廊下の両側に居室が並ぶシンプルな構造
🍴各階に食堂があり、縦方向の移動が少ない

こうしたつくりは、転倒リスクの軽減見守りのしやすさにもつながります。

✅ 見学するときは
「車椅子で移動する場面」や「夜中トイレに行く場面」を頭の中でシミュレーションしながら、廊下やエレベーター、段差の有無を見てみると良いです。


⑥ リハビリ設備や日中の過ごし方

一日中ベッドの上だけの生活では、心身ともに弱ってしまいます。
わが家が決めた施設には、

💪リハビリ用の機器がいくつか揃っているコーナー
🚶‍♂️日中の体操やレクリエーション

があり、「ただいるだけ」で終わらない環境でした。

✅ チェックしたいのは
「リハビリや体操の内容・頻度」
「日中、どんなふうに過ごしている入居者さんが多いか」
という点です。親御さんの性格に合いそうか、イメージしてみてください。


⑦ 居室の広さ・静けさ・床材などの暮らしやすさ

最後に、実際に暮らす部屋の印象も大事にしました。
決めた施設では、

🚽居室は18㎡ほどだが、トイレがカーテン仕切りで圧迫感が少ない
👞廊下がタイルカーペットで、足音が響きにくく静か
💭全体的に音の反響が少なく、落ち着いた雰囲気

といった点が「ここなら落ち着いて過ごせそう」と感じる理由になりました。

✅ 見学の際は
部屋の広さだけでなく、
「音」「ニオイ」「窓からの明るさ」など、写真では分からない部分も、五感でチェックしてみるのがおすすめです。


この7つのチェックポイントは、あくまでわが家の場合ですが、
どの施設を見学するときにも共通して使える「ものさし」になると思います。

次の章では、逆に**「見学したけれど外した施設」に共通していた違和感**についてお話しします。

見学したけれど「外した施設」に共通していた違和感

見学したけれど「外した施設」に共通していた違和感

有料老人ホームをいくつかを見学して「ここはやめておこう」と判断したところもありました。

どれも「絶対にダメな施設」というわけではありません。
ただ、父の状態や性格、家族の感覚からすると合わないと感じたポイントがいくつか重なっていたのです。

ここでは、その“共通していた違和感”をまとめてみます。
施設見学のときのヒントになればと思います。

「ここがいい」と思っても満床はよくあります。空き待ちの“つなぎ方”も知っておくと安心です。
希望施設が満床だったときの選択肢|同系列で仮入所→本入所


① 職員さんの雰囲気に、どこか居心地の悪さを感じた

ある施設では、対応してくれた職員さんがとても真面目で、きちんとしている一方、
どこか「マニュアル通り」という印象が強く、窮屈さを感じました。

別の施設では、説明はしてくれるものの、

  • 表情が固い
  • 質問への答えがどこか淡々としている
  • 入居者さんへの声かけにも温度差を感じる

といった点が気になりました。

言葉にしづらい部分ですが、「ここに通い続けた場合、どう感じるか」も大切な視点だと思います。

✅ 見学のときは
・笑顔や声のトーン
・忙しいときの対応の仕方
・入居者さんへの声かけ

などを、そっと観察してみてください。


② 建物のつくりやバリアフリーに、不安が残った

建物や動線に対する違和感もありました。

👎独身寮を改装したような建物で、廊下の途中に階段がある
🦽スロープはあるものの、車椅子での移動を考えると転倒が心配
🚪居室の扉が片開き戸で、自分で開け閉めできない人の部屋は常に開けっぱなし

こうした点は、「今すぐ問題が起きているわけではない」かもしれませんが、
長く暮らすことを考えると、小さな不安が積み重なっていきます。

また、別の施設では、

  • 駐車場がなく、近くのコインパーキングから徒歩10分ほどかかる

という条件でした。
家族が面会に行くことを考えると、「雨の日や真夏・真冬にこの距離はきつい」と感じ、候補から外しました。

✅ チェックしたいのは
・段差や階段の有無
・スロープや手すりの位置
・家族が通うルート(駐車場から玄関までの距離)
です。「毎週通うこと」をイメージしてみると判断しやすくなります。


③ 「安すぎる料金」にも、別の不安があった

料金だけ見れば非常に魅力的な施設もありました。

😍入居一時金なし
✨月額利用料は年金程度で収まる

一見すると「ここなら余裕を持って払えそう」と感じますが、
その一方で

🚩この金額で本当に運営できるのだろうか?
🚩人件費や運営費をどこで削っているのだろう?
🚩後から追加費用がたくさん発生しないだろうか?

という不安もわいてきました。

✅ 「安さ」は魅力ですが、
・なぜこの料金で成り立っているのか
・どこまでが月額料金に含まれているのか

を納得いくまで確認しておくと安心です。


④ 建物全体の雰囲気に「ここで暮らすイメージ」が持てなかった

ある施設では、

  • 廊下や共用スペースが狭くて暗い
  • 物が雑多に置かれていて、すっきりしていない
  • なんとなく落ち着かない空気が流れている

と感じるところもありました。

とてもアットホームな雰囲気が好きな方もいると思いますが、
わが家の場合は、父の性格を考えると「少し窮屈に感じるかもしれない」と思い、見送りました。

✅ 見学中に
「ここで親が過ごしている様子がイメージできるか?」
を自分に問いかけてみると、合う・合わないが見えてきます。


⑤ 運営会社や口コミ情報に、モヤモヤが残った

運営会社の情報や、インターネット上の口コミから受ける印象も判断材料のひとつでした。

💭運営会社の規模や実績がよく分からない
📻検索しても情報が少ない
Googleマップの口コミで、低い評価や気になるコメントが目立つ

もちろん、口コミだけで全てを決めるべきではありませんが、
「気になるマイナス情報がいくつも重なった施設」は、最終的に候補から外しました。

✅ 気をつけたいのは
・口コミを鵜呑みにせず、「傾向」として見ること
不安に感じた点は、見学時に直接質問してみること
です。


見学した施設に対して感じた違和感は、本当にささいなことの積み重ねでした。
ただ、その「小さな引っかかり」を無理に飲み込まず、
「不安が残るところは無理に選ばない」 と決めておいたことは、今振り返ってもよかったと思っています。

これから施設を見学される方も、

  • 良かった点のメモ
  • 気になった違和感のメモ

の両方を残しておくと、「どこがうちに合うのか」がだんだん見えてくるはずです。

スムーズに入所できた理由|準備しておいてよかったこと

スムーズに入所できた理由|準備しておいてよかったこと

有料老人ホームへの入所は、「施設が決まったから終わり」ではなく、
事前の準備がどれだけできていたかで、スムーズさが大きく変わると感じました。

わが家の場合、「これはやっておいて本当に良かった」と思うことがいくつかあります。
これから施設入所を考える方のヒントになればうれしいです。

在宅・施設どちらでも、介護保険の段取りを押さえると動きやすくなります。
介護保険の申請が不安な人へ|親の要介護認定までの流れと体験談


① 事前に少しずつ「施設」という選択肢を話題にしていた

今回の圧迫骨折が起こる前から、
父の歩き方やゴルフでの転倒の話をきっかけに、

  • この先、一人暮らしのままで大丈夫か
  • もし生活が難しくなったら、施設も選択肢に入れようか

といった話を、何度か軽くしていました。

いきなり「施設に入って」と切り出すのではなく、
少しずつ「将来の話」として共有していたことで、
今回の入所の話も、ゼロからの説得ではなくて済んだように思います。

🔍 ワンポイント
いきなり結論を伝えるのではなく、
「もしこうなったらどうする?」という雑談レベルの会話を、元気なうちから少しずつ重ねておくと、お互いに心の準備がしやすくなります。


② お金のことを早めに「ざっくり」整理していた

介護の話は感情面が大きいですが、現実問題として お金 は避けて通れません。

わが家では、細かい数字までは決めていなくても、

年金額はどれくらいか
貯金保険はどのくらいあるか
✅毎月どれくらいまでなら無理なく払えるか

といったことを、ざっくり家族で共有していました。

そのおかげで、
⭕「この金額なら15年くらいは暮らせそう」
❌「この金額だと正直きびしい」

といった判断がしやすくなり、施設見学のときも迷いが少なかったです。

🔍 ワンポイント
完璧なライフプラン表までは作らなくても大丈夫です。
「月いくらまでなら支払えるか」を一度数字にしてみるだけでも、候補がかなり絞りやすくなります。


③ 介護施設検索サイトをフル活用した

有料老人ホームを探すときは、
自力で1件ずつ電話をかけるのではなく、介護施設の検索サイトを活用しました。

  • 資料の一括請求ができる
  • 条件に合う施設をまとめてピックアップしてくれる
  • 見学日程の調整を代わりにしてくれる
  • 電話で相談に乗ってくれる

といったサポートのおかげで、
限られた時間の中でも複数の施設を比較することができました。

資料請求したら何が届く?
資料請求ってどんな感じ?「みんなの介護」で取り寄せたパンフレットの中身を紹介

🔍 ワンポイント
「どの施設がいいか分からない」という段階でも、
検索サイトに条件を伝えることで、選択肢を一気に絞り込めます。
自分だけで抱え込まず、うまく道具に頼るのもおすすめです。


④ 区役所・地域包括支援センターなど公的な窓口に相談した

民間サービスだけでなく、
区役所や地域包括支援センター(地域ケアプラザ)などの 公的な相談窓口 も、積極的に利用しました。

  • 利用できる介護保険サービスの説明
  • 施設の種類や特徴の整理
  • ケアマネジャーとのつなぎ
  • 退院後の流れの確認

など、「今どの手続きをしておけばいいか」を教えてもらえたことで、
先の見通しが立ち、気持ちの面でもかなり助けられました。

🔍 ワンポイント
何から始めたらいいか分からないときは、
まず「地域包括支援センター」に電話してみるのがおすすめです。
「こういう状況なんですが、どこに相談すればいいでしょう?」と聞くだけでも、一歩進めます。


振り返ってみると、わが家が比較的スムーズに入所まで進めたのは、

  • 親の気持ちと将来の話を、少しずつ共有していたこと
  • お金の目安を事前に把握していたこと
  • 施設検索サイトや公的窓口など、「相談先」をうまく使えたこと

この3つが大きかったと感じています。

すべて完璧に準備する必要はありませんが、
どれか一つでも先に手を付けておくと、その後の流れがぐっと楽になるはずです。

有料老人ホームの選び方で後悔しないためのチェックリスト

有料老人ホームの選び方で後悔しないためのチェックリスト

ここまでの内容を、最後に「チェックリスト」としてまとめておきます。
これから有料老人ホームを選ぶときに、スマホ片手にサッと確認できるようなイメージで使ってください。


① 入所を考え始めたときに確認したいこと

  • 親の今の状態(歩行・トイレ・食事・見守りの必要度)は?
  • 自宅のつくり(段差・階段・エレベーター・手すり)は安全と言えるか?
  • 家族はどのくらい介護や見守りに関わることができるか?
  • 在宅介護で「どうしても不安な場面」はどこか?

② 施設の種類を絞るときのチェック

  • 「今すぐ入所したい」のか、「数年以内に検討したい」のか?
  • 一時的な場所(老健など)か、長く暮らす場所(有料老人ホームなど)か?
  • 何度も住み替えをさせたくないか?
  • ケアマネさん・ソーシャルワーカーに、今の状態に合う施設の種類を相談したか?

③ 見学予約の前に整理しておきたいこと

  • 毎月いくらまでなら無理なく支払えるか、家族で共有しているか?
  • 年金+貯金で「何年分くらいの費用」になるか、おおまかに計算したか?
  • 家族が通えるエリア(車/電車で○分以内など)は決めているか?
  • 気になっている介護施設検索サイトや相談窓口をチェックしたか?

④ 見学当日に見るべきポイント

  • 職員さんの表情・声のトーン・入居者さんへの声かけはどうか?
  • 建物の出入口・廊下・エレベーター・階段に危険な段差はないか?
  • 食堂や共有スペースに、暗さ・狭さ・雑然とした印象はないか?
  • 居室の広さ・窓からの明るさ・音・ニオイはどうか?
  • 日中、入居者さんがどんなふうに過ごしているかイメージできるか?
  • 家族が雨の日や仕事帰りでも通える距離・ルートか?

⑤ 費用面で確認しておきたいこと

  • 入居一時金の有無と金額
  • 月額料金に「何が含まれていて」「何が別料金か」
  • 介護度が変わったときや、医療行為が増えたときの費用はどうなるか?
  • 「安い理由」「高い理由」を自分なりに納得できているか?

⑥ 「外した施設」に共通していた違和感サイン

  • 職員さんの対応に、窮屈さ・事務的すぎる印象が残った
  • 古い建物・段差・階段など、安全面に不安がある
  • 駐車場や最寄り駅からの距離など、家族が通う負担が大きい
  • 料金が安すぎて、「どこでコストを削っているのか」が見えない
  • 建物全体が狭い・暗い・物が多くて落ち着かない
  • 運営会社や口コミを調べても、不安が完全には消えない

⑦ 最後にもう一度だけ確認したいこと

  • 「ここで親が過ごしている姿」が、具体的にイメージできるか?
  • 親の性格に合いそうか?(静かな方がいい/人と話したい など)
  • 家族が「無理をしすぎずに通い続けられる」と思えるか?
  • 見学後のメモを見返して、「モヤモヤが一番少ない施設」を選べているか?

有料老人ホーム選びに「完璧な正解」はありませんが、
こうしたチェックポイントを一つずつ確認していくことで、
「自分たちが納得する施設に近づいていく」のは確かだと思います。

この記事の内容が、
「ここなら親を預けてもいいかもしれない」と思える場所に出会うための、
小さなお守りになればうれしいです。

次に読むなら

候補を絞る“最初の2軸”が決まると、比較がラクになります。

見学当日に「何を見ればいいか」が具体的に分かります。

“空き待ち期間”の現実的なつなぎ方を知っておくと焦りが減ります。

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