にわじい入居先の空きが無いのじゃ・・・



仮入所ができるよ!
希望の介護施設が満床と言われることは、めずらしくありません。
「空き待ちの間はどう過ごす?」
「同系列へ仮入所できる?」
「費用は日割り精算でムダなくできる?」
などを知りたい人が多いはずです。
この記事では、同系列の介護施設へ仮入所 → 空きが出たら本入所という進め方を、やさしく紹介します。
ポイントは、仮入所の流れ・引っ越しの負担・日割り精算の考え方・居室や間取りの違いによる混乱の少なさ。
空き待ち期間を、安心してつなぐコツをまとめます。
✅希望施設が満床(空き待ち)だったときに、まず施設へ確認すべきポイント(待機人数・空きの目安・連絡タイミング・優先順位など)
✅同系列施設へ「仮入所」→空きが出たら「本入所」するまでの流れ(相談〜契約〜過ごし方〜移動の段取り)
✅費用と負担をムダにしないコツ(日割り精算の考え方/荷物を減らす・間取りが似ていて混乱しにくい等のポイント)
もし「どこに相談すればいいか分からない」状態なら、先にこちらで整理してから動くとラクです。
⏩親の介護、まずどこに相談すればいい?(区役所・地域包括・病院・情報サイトの使い分け)
希望施設が満床だったとき、まず考えたいこと


介護施設を見学して「ここがいい」と思っても、すぐに入れるとは限りません。
人気のある施設は、満室(満床)のことも多く、空きが出るまで数週間〜数ヶ月の待機が必要になるケースもあります。
1. 空き待ちの状況を確認する
まずは、施設側に以下のことを確認しておきましょう。
- 待機人数はどのくらいか
- 空きが出る目安の時期
- 連絡はどのタイミングでもらえるか
- 優先順位の基準(要介護度や緊急度など)
これらを知ることで、気持ちの準備とスケジュールの調整がしやすくなります。
施設とのやり取りをひとりで抱え込むのが不安なら、地域包括支援センターやソーシャルワーカーに同席・相談して進めると安心です。
⏩親の介護、まずどこに相談すればいい?
⏩介護施設の種類が多すぎて迷った!ソーシャルワーカーの助言で見えた“正しい選び方”
2. 空き待ちの間の選択肢を考える
待機期間中のすごし方には、いくつかの方法があります。
- 自宅で介護を続ける(訪問介護やデイサービスを利用)
- ショートステイ(短期間の施設利用)を活用する
- 同じ法人や系列の別施設に仮入所する
なかでも、「同系列の施設に一時的に入所する」という方法は、手続きが簡単で、引越しの負担も少ないというメリットがあります。
在宅でつなぐ/ショートステイを使うには、介護保険の段取りを先に押さえるとスムーズです。
⏩ 介護保険の申請が不安な人へ|要介護認定までの流れと体験談
3. 仮入所は本入所へのステップに
仮入所を選ぶことで、空きが出たときにスムーズに本入所へ移行できます。
同じ系列なら、居室の設備やスタッフの対応が似ていることも多く、本人にとっての環境の変化によるストレスが少ないのもポイントです。
私の父の場合、同系列の施設に2週間、仮入所しました。
本入所した施設では、同じ形の居室を用意していただけたので、引越後も違和感なく生活できました。
食事や入浴の内容も似たような対応だったので、不安は感じませんでした。
同系列へ仮入所、そして本入所までの流れ


希望の介護施設が満床だった場合、同じ系列内の別の施設に一時的に入る「仮入所」という方法があります。
ここでは、仮入所から本入所までの一般的な流れを紹介します。
① 希望施設の状況を確認する
まずは、希望する施設に以下の点を確認します。
- 満床の理由(退去予定があるかどうか)
- 空きが出るまでの目安期間
- 優先的に連絡をもらえるかどうか
その上で、系列内で仮入所が可能な施設があるか相談してみましょう。
「空き待ち中の過ごし方」を一緒に整理したいときは、区役所・地域包括・病院のどこに相談すべきかを先に確認するとスムーズです。
② 仮入所先を決定・契約する
仮入所する施設が決まったら、次の流れで手続きを進めます。
- 施設の見学・説明
- 入所契約(入所時の手続きは通常と同様)
- 医師の診断書や必要書類の提出
- 入所当日の引越し準備と搬入
同系列であれば、書類の取り回しや手続きもスムーズに進むことが多く、入所までのストレスが少ないのが特徴です。
手続きが不安な方は、先に全体像を確認するとラクです。
⏩介護保険の申請〜要介護認定までの流れ
仮入所時の契約手続きは父親の氏名や生年月日を記入して、印鑑を押印するのですが、書類の枚数が多くて、結構たいへんです。
③ 仮入所中の過ごし方
仮入所中は、通常の入居とほぼ同じサービスが受けられます。
施設によっては、一時入所という扱いで費用面の相談も可能な場合があります。
大切なのは、本人が落ち着いて過ごせる環境かどうかを家族も確認しておくことです。
④ 希望施設に空きが出たら本入所へ
空きが出たら、次のように移動します。
- 本入所の施設から連絡を受ける
- 日程調整・再契約(仮入所先との解約手続きも同時進行)
- 引越し(荷物が少なければ1日で完了可能)
- 医療情報や生活情報の引き継ぎ(スタッフ間で共有されやすい)
同系列であれば、居室の間取りや内装が似ていることも多く、本人の混乱が少なくて済むのも大きなメリットです。
本入所時の契約手続きも父親の氏名や生年月日を記入して、印鑑を押印します。仮入所時と同様、書類の枚数が多くて、結構たいへんです。
⑤ 仮入所と本入所、それぞれの費用
- 仮入所分は日割りで精算されることが多く、無駄な支出を防げます。
- 本入所の初期費用も、法人によっては軽減措置や継続扱いが受けられることがあります。
契約内容によって異なるため、事前に料金体系の確認をしておきましょう。
父の場合、仮入所の分は日割りで精算を行いました。
本入所先の費用についても、1ヶ月以内の利用分については日割りで精算を行いました。
引っ越しの負担を小さくするコツ


仮入所から本入所へ移動する場合、高齢の家族にとって負担を減らす工夫が大切です。
ここでは、家族の引っ越しをスムーズにするためのポイントを紹介します。
必要最低限の荷物だけにする
仮入所の期間は短いことが多いため、荷物は最小限に絞るのが基本です。
- 衣類や日用品、福祉用具など「必ず使うもの」だけ持ち込む
- 季節外の服や予備品は本入所後に追加する
- 書類や診察券など、大切なものはまとめて管理
荷物が少なければ、移動の手間や準備の時間もぐっと減らせます。
同系列の施設なら似た間取りで安心
同じ法人・系列の施設であれば、居室の間取りや使い勝手が似ていることが多く、本人の混乱も少なくて済みます。
ベッドや家具の配置も似ていれば、入所後の生活にもすぐ慣れることができます。
食事や生活スタイルが共通ならストレス減
系列施設では、食事メニューやレクリエーション、職員の接し方に共通点が多くあります。
そのため、施設を移動しても生活スタイルが大きく変わらず、精神的な負担が少ないというメリットがあります。
引越し当日の段取りを決めておく
短時間で終わらせるために、事前に次の点を準備しましょう。
- 引越し日時の決定とスタッフへの共有
- 家族の立ち合い(移動時のサポート)
- 移動後すぐ使う物は別にまとめておく(着替え・薬・飲み物など)
施設同士が近い場合は、1時間ほどで引越しが完了することもあり、体への負担を最小限に抑えられます。
「距離(場所)」は見落としがちですが、見学・面会・引っ越し負担に直結します。
⏩施設選びで「費用」と「場所」が大切な理由
精算は明朗に|日割り計算を確認
仮入所施設の退所時、本入所施設への入所時にかかる費用は、日割りで精算されることが一般的です。
不明点は必ず事前に確認し、トラブルを防ぎましょう。
仮入所施設は本入所施設の近くを選ぶと、引越の負担が軽くて済みます。
父の場合、仮入所施設から本入所施設までクルマで5分程度だったので、本人の負担も軽くて済みました。
次の章では、実際に仮入所から引っ越したあとの生活で感じた違いや、希望施設を選んでよかった点をお伝えします。
費用はどうなる?日割り精算の考え方


介護施設の「仮入所→本入所」で気になるのが、費用の精算です。
2つの施設をまたぐ場合、ムダな費用がかからないか不安に思う方も多いでしょう。
ここでは、日割り精算の仕組みと注意点を紹介します。
仮入所と本入所、それぞれで精算が発生
一般的に、仮入所していた施設の料金は退所日までを日割りで精算します。
本入所先では、入所日から料金が発生します。
例えば…
- 仮入所:6月1日〜8月15日 → 8月15日で退所、ここまでの費用を精算
- 本入所:8月16日〜 → ここから新たな料金が発生
このように、1日単位での区切りが明確なので、重複して請求されることは基本的にありません。
項目ごとに確認を|家賃・管理費・食費など
日割り対象になるのは、主に次のような項目です:
- 居室料(家賃にあたる部分)
- 管理費・共益費
- 食費・水道光熱費
※サービス提供費や介護保険自己負担分なども含む場合あり
ただし、施設ごとに精算ルールは異なるため、契約時にしっかり確認しておきましょう。
日割り対象外になる費用もある
以下のような費用は月単位で発生することもあり、日割りできない場合があります:
- 一部の設備利用料
- 特別サービス費(個別対応のオプションなど)
- 理美容サービスや買い物代行などの外部サービス
例外もあるため、「何が日割りになって、何がならないか」を事前に確認しておくと安心です。
日割り精算とあわせて、「月額の見立て」を持っておくと安心です。
⏩施設費用の考え方
領収書と内訳の確認も忘れずに
仮入所・本入所それぞれで発行される請求書や領収書の内訳を確認しましょう。
不明な点はすぐに聞くのがポイントです。
もちろん、退所後であっても不明点を問い合わせることに問題はありません。
次の章では、施設を移ったあとの「居心地の違い」や「希望施設に入ってよかった点」をお話しします。
建物タイプのちがいと暮らしやすさ


介護施設にはさまざまなタイプの建物がありますが、実際に生活するうえでその違いは意外と大きく影響します。
仮入所したのは、もともと独身寮を改装した施設。
一方、のちに本入所したのは、最初から介護施設として設計された建物でした。
両方とも同じ系列で、スタッフの対応やサービスに差はなく、安心して過ごせました。
しかし、建物のつくりには明確な違いがありました。
たとえば、仮入所先では食堂が1階にあり、食事のたびにエレベーターでの移動が必要でした。
身体状況によっては、この移動が少し負担になることもあります。
対して、本入所した施設では、居室と食堂が同じフロアに配置されており、日常の移動がとてもスムーズになりました。
また、設計段階からバリアフリーを意識した本施設は、廊下やトイレの広さ、手すりの配置などがとても使いやすく、生活空間全体に「ゆとり」を感じることができました。天井の高さや採光の工夫なども、心理的な快適さに一役買っていたように思います。
建物の構造や設計は、毎日の暮らしに直結する要素です。
もし複数の施設を比較する機会があるなら、こうした“生活のしやすさ”にも目を向けてみることをおすすめします。
本人の混乱を減らす小さな工夫


環境が変わると、高齢者は不安を感じやすくなります。
とくに認知症のある方にとっては、少しの変化でも混乱の原因になることがあります。
そこで役立つのが、なるべく同じような環境を整えることです。
たとえば、仮入所と本入所が同じ系列の施設だったため、居室の間取りや内装がほとんど同じでした。
これにより、本人も「いつもの場所」という感覚を保ちやすく、安心して過ごせました。
また、使い慣れた家具や私物を持ち込むことも効果的です。
見慣れたカレンダー、家族の写真、いつも使っているブランケットなど、身の回りのものがあるだけで、落ち着きやすくなります。
職員さんが顔なじみであることも安心材料のひとつ。
系列が同じなら、接し方や介護方針にも共通点が多く、本人が戸惑う場面は少なくなります。
変化を最小限にとどめること。
それが、本人の混乱を減らし、新しい環境にスムーズに慣れるための、ちいさくて大きな工夫です。
仮入所と本入所のメリット・デメリットを整理


「希望施設が満床」という状況で、同系列の施設に一時的に仮入所する方法は、柔軟な選択肢として注目されています。
ここでは実際の体験をもとに、メリットとデメリットを整理します。
メリット
- 空き待ち期間を安心して過ごせる
すぐに入れる施設があることで、家族の負担や心配が軽減されます。 - 同系列なら環境が似ている
居室の間取りや介護方針が共通していることが多く、本人も混乱しにくいです。 - 空きが出たら優先的に移動できる場合もある
系列内での調整がしやすく、希望施設への入所がスムーズになります。 - 仮住まいでも介護サービスの質は変わらない
同じ法人が運営しているため、ケアの質も安定している傾向があります。
デメリット
- 短期間で引っ越しが必要になる
体調や認知機能によっては、移動がストレスになる可能性もあります。 - 食事の場所や動線が違う場合がある
慣れるまでに少し時間がかかることもあります。 - 費用が二重になる懸念(※日割り精算で対応できるか要確認)
仮入所→本入所の移動時に、費用面の確認をしっかり行うことが大切です。
仮入所は「希望施設に入るまでの安心な橋渡し」として、有効な手段です。
ただし、本人の状態や家族のサポート体制を踏まえて、メリット・デメリットを見極めた上で選択することが大切です。
よくある質問(Q&A)
介護施設の“仮入所”に関して、実際に寄せられることの多い質問をQ&A形式でまとめました。
ご家族の不安や疑問が少しでも解消できれば幸いです。
他にも不安なことや気になる点がある場合は、遠慮せず施設に確認するのが一番です。
同じ系列内であれば、情報の引き継ぎもスムーズなので、仮入所は安心感のある選択肢になり得ます。
まとめ|空き待ち期間を安心してつなぐ


希望する介護施設がすぐに利用できないとき、「仮入所」という選択肢はとても有効です。
同じ系列の施設を活用すれば、サービスの質や対応に大きな差が出にくく、安心して過ごすことができます。仮入所から本入所までの流れもスムーズで、引っ越しの負担や本人の混乱も少なくて済みます。
また、費用の面でも日割りで精算できる施設が多く、無駄なく移行できる点も安心材料です。建物のつくりやフロア配置なども、暮らしやすさに影響するポイントになるため、見学や説明の段階でしっかり確認することが大切です。
「すぐには空かない」と言われても、落ち着いて対応できるよう、いくつかの選択肢を持っておくと安心です。仮入所という方法を知っているだけでも、施設選びの幅が広がります。
入所はゴールではなく、新しい生活のスタート。
空き待ちの期間を前向きにつなぎ、本人にも家族にも無理のない形で次のステップを迎えられるとよいですね。
次に読むなら(困ったときの道しるべ)








コメント