親の介護保険の申請は、
😨「どこに行けばいいの?」
😭「何から始めればいいの?」
不安になりやすい手続きです。
役所のホームページを見ても、
専門用語が多くてよく分からない…
という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
✅介護保険のかんたんな仕組み
✅申請の流れと相談先
✅認定調査のイメージ
✅結果が出るまでの期間
✅その後の介護度の見直し(区分変更)
やさしい言葉でまとめました。
私が実際に親の介護保険を申請したときの体験談も紹介します。
困っている方への手助けになればうれしいです。
介護保険の仕組みをカンタンに|「申請しないと使えない保険」

介護保険は
「申請しないと使えない保険」
です。
「歳をとったら自動的に使えるサービス」
ではありません。
- 本人(または家族)が市区町村に申請をする
- 要介護認定を受ける
この2ステップを踏まないと、
介護サービスは利用できません。
介護保険は「65歳以上が基本」の公的な保険
介護保険は、公的な社会保険のひとつです。
- 原則として 65歳以上の方 が対象
- 40〜64歳の方も、特定の病気がある場合は対象
- 保険料は現役世代のときに納付
介護が必要になったとき
🚐デイサービス
👩⚕️訪問介護
🦽ショートステイ
🏥特別養護老人ホーム
公的な介護サービスを、自己負担1〜3割で利用できる制度です。
「申請して」「要介護認定」が出て、ようやくスタート
介護保険を利用するまでの流れは、次のようになります。
- 親の介護がそろそろ心配になる
- 市区町村の窓口や地域包括支援センターに申請する
- 自宅や入院先で「認定調査」を受ける
- 医師の意見書などもふまえて、
市区町村が「要介護○」「要支援○」などを認定する - 認定結果に応じて、利用できるサービスや上限額が決まる
②の申請と③〜④の認定のステップを経て、
介護サービスが使えるようになります。
しくみをすべて覚えなくて大丈夫
介護保険の制度を細かく見ていくと
🚩第1号被保険者・第2号被保険者
🚩保険者は市区町村
🚩介護保険料のしくみ
むずかしい用語がたくさん出てきます。😭
でも、全部を覚える必要はありません。
分からないことは担当職員さんが丁寧に説明してくれます。
安心して申請に行きましょう。😊
介護保険の申請方法|どこに・誰が・何を持って行く?

介護保険を使うためには
👉市区町村に
👍「要介護認定」の申請
をします。
😨「役所関係は苦手」
😰「手続きが複雑そう」
と感じるかもしれません。
でも、大丈夫ですよ。
それほど難しい手続きではありません。
ここでは、
✅どこに申請するのか
✅だれが申請するのか
✅当日の持ち物
順番に整理していきます。
どこに申請する?|市区町村の窓口か、地域包括支援センターへ
介護保険の申請先は、
親が住んでいる市区町村
です。
市役所・区役所 「介護保険課」「高齢福祉課」
役所以外 「地域包括支援センター」(地域ケアプラザ)
申請窓口は市役所・区役所もしくは地域包括支援センターです。
どちらで申請してもOKです。
地域包括支援センターは高齢者の総合的な相談窓口です。
地域ケアプラザという名前のとおり、地域に根ざした活動を行っています。
まずは市区町村のホームページで、
🚪介護保険担当の窓口名
📱電話番号
⏰受付時間
を確認してから出かけると安心です。
家の近くに地域包括支援センターがあれば、
👴「介護保険の申請をしたい」
と相談しても大丈夫です。
誰が申請できる?|本人だけでなく家族や代理人もOK
- 本人
- 家族
- 地域包括支援センター職員
- 居宅介護支援事業者
- その他(ケアマネジャー・ソーシャルワーカー)
😰親が入院中で役所に行けない
👵足が悪くて外出がむずかしい
安心してください。
家族や専門職の代理申請も可能です。
申請時に持って行くもの|基本セットを覚えておく
市区町村によって少し違いはありますが、
申請に持って行くものは、だいたい次のような内容です。
- 介護保険被保険者証
(65歳以上で交付されている緑色などの保険証) - 健康保険証
(40〜64歳で介護保険第2号被保険者の場合) - 本人確認書類
(マイナンバーカード・運転免許証・保険証など) - マイナンバーが分かるもの
(マイナンバーカード、または通知カードなど) - 印鑑
(自治体によって不要な場合もあり) - かかりつけの医療機関名・医師名・電話番号
(かかりつけ医がいない場合は自治体に相談)
必要なものは市区町村のホームページや窓口で確認できます。
申請書の書き方は、窓口で一緒に確認すればOK
申請時には
「要介護認定申請書」
を記入します。
(窓口にあります。)
- 親の氏名・住所・生年月日
- 同居家族の情報
- 主治医の情報
- 困っていること
(寝たきりになってしまい...など)
いろいろ書く欄がありますが、
分からない項目は空欄で大丈夫。
申請の際、職員と相談しながら一緒に書いていけば問題ありません。
まずは「相談」からでも大丈夫
「いきなり申請するのは不安」
という場合は、
⏩地域包括支援センター
⏩かかりつけ医
⏩将来ケアマネジャーをお願いしたい事業所
に連絡
状況を説明したうえで
👩「介護保険の申請をしたほうがよい状態でしょうか?」
と相談する方法もあります。
介護保険の申請は、
多くの人にとって初めての経験です。😫
分からないことが多くて当たり前なので、
一人で抱え込まず、
誰かに相談しながら進めていきましょう。😊
認定調査って何をするの?|当日の流れと聞かれた内容

申請した数日後、
「認定調査」
を行います。
認定調査員が自宅などに訪問し、本人・家族から聞き取り調査をします。
基本調査と概況調査を行います。
・基本調査 全国共通の74項目について本人に質問します。
・概況調査 本人が置かれている状況(寝たきり・認知など)を確認します。
誰が、どこに来るの?
認定調査員は、
✅市区町村の職員
✅市区町村から委託された調査員(ケアマネジャーなど)
が来ます。
調査場所は、
🚩親が暮らしている自宅
🚩入院先の病院や施設
に来てもらいます。
家族も同席してOKです。
当日の流れはこんな感じです
認定調査は、約30〜60分です。
当日の流れはこんな感じです。
- 調査員のあいさつ・説明
👩⚕️「今日は介護保険の認定のためにお伺いしました」 - 本人の様子を見ながら質問
🧍♂️立ち上がり・歩行・着替え・トイレなど、日常生活について - 必要に応じて簡単な動作確認
🙋♀️「立ち上がってみましょうか」「手を上げてみてください」など - 病気のこと・通院状況・家族のサポート状況の確認
📑「持病はありますか」 - 調査員からのまとめ・説明
「本日の内容をもとに、市の審査会で介護度が決まります」など
よく聞かれる内容の例
質問は日常生活の状態を確認するような内容です。
✅起き上がり・立ち上がり・歩行は、一人でできるか
✅入浴・着替え・トイレは、一人でできるか、手助けが必要か
✅食事は自分で食べられるか、むせやすくないか
✅薬は自分で管理できているか
✅火の元やお金の管理など、判断できるか
✅物忘れの度合い
✅夜間の様子(徘徊・不眠 など)
「よく見せよう」としなくて大丈夫
介護度を軽くしようとして
「必要以上に良く見せる」
ことはやめましょう。
😫「これもできません。」
😥「あれもできません。」
と心苦しくなって、
😋「大丈夫です!」
🤩「できます!」
と言いたくなるかもしれません。
でも、認定結果が軽すぎると、
💰本当に必要なサービスが使えない
💸家族の負担が余計に大きくなる
といった不都合が出てきます。
ふだんの様子をそのまま伝えましょう。
適切な介護度でサービスを利用する方が安心できます。
事前にメモを用意しておくと安心
当日は緊張して、伝えたいことを忘れてしまう場合があります。
事前にメモしておくことをオススメします。
- 最近の転倒やケガの回数
- 夜間の様子(トイレの回数・眠れているか など)
- 家族にとって大変と感じていること
- 医師からの注意点
箇条書きでOKです。
書類に残しておけば、調査員に確実に伝わります。
認定調査は、
「試験」ではなく、
「確認」です。
今の状態を伝えることで正しい介護度がわかります。
申請から認定までどのくらい?|結果が届くまでの目安期間

介護保険の申請をすると、
「結果はいつごろ届くのかな?」
一番気になるところだと思います。
結論から言うと、
申請から認定結果が出るまでの目安は、およそ1か月前後です。
基本ルールは「申請から30日以内」
介護保険の制度では、
「申請してから30日以内に、市町村から認定結果を通知する」
となっています。
ただし、
🚩主治医の意見書が届くタイミング
🚩申請が混み合う時期かどうか
🚩本人の事情(入院・転院など)
といった要素で前後することがあります。
- 早ければ 2〜3週間くらい
- 時期によっては 1か月〜1か月半くらい
多少の幅が出てくるイメージです。
ざっくりした流れをイメージしておこう
もう一度、流れを整理してみましょう。
- 市区町村の窓口に「要介護認定」を申請
- 認定調査員が自宅や病院を訪問して、認定調査を実施
- 主治医が「意見書」を作成し、市区町村へ送付
- 調査結果と意見書をもとに、審査会で介護度を判定
- 市区町村から、結果(認定通知書と介護保険証)が郵送される
この③と④の部分に時間がかかるため、
「待つ期間」が長く感じられます。
1.申請者は「要介護認定」の申請時に主治医の氏名・病院名・連絡先を市区町村に伝えます。
(あなたがする手続きはここまで)
2.市区町村は申請時に指定した主治医に意見書の作成を依頼します。
3.主治医が意見書を作成し、市区町村に送付します。
4.主治医がいない場合、窓口にご相談ください。
審査・判定・認定について
✅認定調査の結果
✅主治医の意見書
をもとに
1.コンピュータ判定を行います。
(一次判定)
2.介護認定審査会(※)が
介護の度合いを審査・判定します。
(二次判定)
3.市区町村が
介護認定審査会の審査・判定に基づき、
要介護度の認定を行います。
(※)介護認定審査会:保険・医療・福祉の専門家で構成される審査会
待っている間にできること
結果を待つ間は、
特になにもすることはありません。
待つだけです。
ただし、待っている間にできることもあります。
👨⚕️使えそうな介護サービスを検討
(デイサービス・訪問介護・福祉用具レンタルなど)
🚧家の中で転倒しやすい場所をチェック
(段差・カーペット・暗い廊下など)
🏥老人ホームなど資料集め
(インターネットで検索)
👌介護に必要な費用を計算
(親の年金・資産の把握)
ケアマネや地域包括支援センターに相談してみるのも一つの方法です。
老人ホームの選び方や種類が知りたい場合は、
⏩「介護施設の種類が多すぎて迷った!ケアマネの助言で見えた“正しい選び方”」
⏩「介護施設の選び方で失敗しない!『費用』と『場所』がいちばん大切な理由」
もあわせて読んでみてください。
将来の費用が不安な場合は、
⏩「川崎市麻生区の介護施設の費用相場は?入居一時金・月額費用と補助制度【2025年版】」
で、おおよその金額感をつかんでおくと心づもりがしやすくなります。
結果が届いたら、まずここをチェック
認定結果の通知が届いたら、
内容を確認しましょう。
✅区分
要支援1~2
要介護1~5
✅有効期間
思っていた区分と違う場合(軽い・重い)
ケアマネや地域包括支援センターに相談してみましょう。
「この介護度で、どのサービスを使えるのか?」
「生活の様子と介護度が合っていない感じがする。」
一緒に整理してもらうと安心です。
介護度が決まり、「施設に入るかも…」と考え始めたら、
⏩「老人ホームの1日をやさしく紹介|入居後の暮らしに不安がある方へ」
を読んでおくと、入居後の生活イメージがつかみやすくなります。
要介護認定後の通院手段として、介護タクシーを利用した体験談もあります。
⏩「介護タクシーで親の通院をサポートしたリアル体験談」
介護度の区分変更はどうする?|状態が変わったときの見直し

要介護認定が出たあとでも、
親の状態が大きく変わったときは
「介護度の見直し(区分変更)」
が申請できます。
こうした変化があったときは、
介護度の見直し(区分変更)を申請しましょう。
「区分変更」とは? 簡単にいうと「もう一度、介護度を決め直すこと」
区分変更とは、
実際の生活に合うように、
要介護度をもう一度決め直してもらう
ための手続きです。
🚩介護度が重くなる場合
要支援 → 要介護
🏳🌈介護度が軽くなる場合
要介護4 → 要介護3
実情に合った介護度に調整するための手続き
と考えると分かりやすいです。
どんなときに考えるべき? 目安になる状況
こんな事が続く場合は、
区分変更を検討するタイミングです。
- 転倒や骨折が増えた
- 一人でトイレ・入浴が難しくなり、介助が必要になった
- 夜間の徘徊や不眠が増えた
- 日常の動作で手伝う場面が増えた(食事・着替えなど)
- リハビリで歩行が安定してきた
- できることが増えた
「なんか様子がいつもと違う」程度でも、
ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみて大丈夫です。
区分変更の申し込みはどこで?|最初と同じく、市区町村へ
区分変更をしたいときも、
✅市区町村の介護保険の窓口
✅地域包括支援センター
✅担当ケアマネジャー
に相談します。
流れとしては、
- ケアマネや地域包括支援センターに相談
- 必要に応じて、市区町村に区分変更の申請書を提出
- 再び「認定調査」を受ける
- 審査会で改めて介護度が決まる
- 新しい介護度でのサービス利用が始まる
という感じです。
相談の前に、変化のポイントをメモしておくとスムーズ
区分変更の相談をする前に、
変化のポイントをメモしましょう。
- いつごろから大変になってきたか
- できなくなった動作(トイレ・入浴・着替えなど)
- 夜間の様子(トイレの回数・眠れているか・徘徊の有無)
- 家族が手伝う時間がどのくらい増えたか
メモにしておくと、ケアマネや職員も状況をつかみやすくなります。
区分変更は大切な手続き
介護度の見直しをお願いするとき、
「わがままを言っているようで気が引ける」
と感じる方もいます。
しかし、
😥介護度が軽くて、必要なサービスが足りない
🥶家族が無理をして、限界が近い
というケースも少なくありません。
区分変更は、
😊家族の負担を減らす
🤩介護度に合った支援を受ける
大切な手段です。
「ちょっと大変になってきたな」
と感じたら、早めに
ケアマネや地域包括支援センターに
相談してみてください。
一人で抱え込まず、周りに相談して
あなたの負担が少しでも軽くなりますように。
介護度が変わり、施設への入所を検討するタイミングになったら、
⏩「介護施設の見学はどこを見る?初めてでも安心できる7つのポイント【実体験あり】」
をチェックしてから見学に行くと安心です。
わが家の実体験|申請から認定までで大変だったこと・助かったこと

私が父の介護保険を申請したときの状況をお話しします。
😨「大変だったところ」
🥰「助かったところ」
正直に書きますね。
1)突然の寝たきり状態、介護保険どころではなかった
父が転倒して背骨を圧迫骨折したのは、
ある日突然のことでした。😲
自分で歩いて病院に行けたので、
「重症でなくて良かった。」😌
安心したのも束の間...
一週間ほど過ぎると、
布団から起き上がれなくなっていました。😱
「このまま寝たきりになったらどうしよう」
その時、はじめて「介護サービス」という言葉が浮かびました。
「介護サービス」を利用するには
「介護保険」の要介護認定を受ける必要がある
とのこと。
もうこの時点で分からない事だらけ。
❓介護保険
❓要介護認定
当時は、介護保険も要介護認定も、
ほとんど理解できていませんでした。😰
入院先の病院を探しつつ、
介護保険の申請をすることになりました。
2)区役所への申請は、思っていたより簡単だった
どうやら介護保険の申請は
🏢区役所
でできるとのこと。
当日は、
✅父の介護保険証
✅マイナンバーカード
✅本人確認書類
を持って介護保険窓口へ。
「書類を書くのが大変そう…」
と身構えていたのですが、
職員の方が一緒に確認しながら記入しました。
申請書を記入したあとは
🚩いまの父の状況
🚩認定調査について
🚩要介護度の判定
説明を受けて、終了。
「意外と簡単でした!」🥰
3)認定調査の日、寝たきりの父との面談
申請からしばらくして、
認定調査の日程調整の連絡が入りました。
父は寝たきりだったので、
自宅まで調査員の方が来てくれることに。
当日は、
👴父本人への質問
🙋♂️身体の動きや痛みの確認
👨家族(私)への聞き取り
が行われました。
このとき一番つらかったのは、
🏴「できないこと」
💧「困っていること」
を説明したとき。
😨「トイレに行けないので紙パンツを使っています。」
😰「食事を満足に食べていません。」
「できていない部分」を口にすることは、
親のプライドを傷つけてしまうようで、
心が痛くなりました。
ただ、ここで症状を軽く伝えてしまうと、
「あとで本人が困ってしまう」
と考え、事実をそのまま伝えました。
4)結果が出るまでの“待ち時間”の不安
認定調査が終わると、
あとは結果を待つだけですが、
待つ期間が思っていた以上に長く感じました。
- 「介護度はいくつになるんだろう」
- 「使えるサービスは何があるのか」
- 「軽く判定されたらどうしよう」
不安が頭の中を回り続けます。
老人ホームへ入ることを考えたのもこの時期でした。
結果が届くまでの間に
次に進む方向を考えられたこと
が良かったと思います。
5)結果通知を受け取って感じたこと
申請からおよそ1か月弱。
要介護認定の結果通知が届きました。
封筒を開けて、中身を確認します。
✅介護度の区分
✅有効期間
✅利用できるサービスの案内
ようやくスタートラインに立てた気持ちになりました。
でも、ここからが本当の介護生活の始まりです。
要介護認定の結果通知を受け取った時、
父は病院に入院していました。
要介護認定の結果を伝えると、
安心したように微笑んでいました。
老人ホームの入所条件にも要介護度が関わるので、
ケアマネジャーさんとの相談もスムーズに進みました。
実際にやってみて感じた「大変だったこと」「助かったこと」まとめ
これから介護保険の申請をされる方へ
当時の私のように、
😱「ちゃんとできるか不安」
😡「親に申し訳ない気持ちでいっぱい」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、大丈夫です。
分からないところは、
窓口や専門職の人を頼りましょう。
「一緒に進めてもらう」
くらいの気持ちで十分だと思います。
この体験談が、
申請を考えている方の心のハードルを、
少しでも下げるお手伝いになればうれしいです。

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